祝 復帰！ 大西順子!!: ただ、それだけのはなし

　いやあ、びっくりしたなあ。
　
　いつもは目を通さずに捨ててしまう、メールボックスのたくさんのダイレクトE-mail。連休中でちょっと心に余裕があるからかどうか知らないけれど、東京JAZZ2009のタイトルに惹かれて、チケット屋さんのDMに目を通したんだよ。
　そうしたら。
　
　今年の東京JAZZの最終日、9月6日夜の出演者。
　大西順子トリオ。
　なんと。
　
　大西順子は、もうふた昔近く前になるのかな。バブル絶頂期の空前のジャズブーム、その中でもジャズ維新と名付けられた日本の若手ジャズマンたちのブームの牽引役でね。原、大坂クインテットと大西順子が両巨頭だったよね。私的な事情で大坂君との共演は（ブーム以降は）無かったみたいだけれど。
　ブルーノートというか東芝EMIというかSOMETHIN' ELSEレーベルが一押しだったから、僕はマウントフジで何度か見たのかな。ゴンゴンって呼ばれてたパワフルなピアノ、左手を椅子について、右手一本で低音をゴンゴン鳴らす弾き方とか、好きだったんだよなあ。
　初めてのモントールジャズフェスどうでしたかって聞かれて、「モニタの返しが聞こえなくって。まあ野外だからこんなもんでしょう」って答えるアマチュアっぽさとか、高島何某との交際について聞かれて「私はそっち側（芸能界）の人間ではないので」って答える生真面目さとかフラジャイルさとか。
　
　いつの間にか、その活動が耳に入らなくなってきてね。
　だから、そういう、音楽の才能以外のところで何かにぶつかったのかなあ、って思ってたんだよね。惜しいなあ、って。
　
　その、大西順子がね、東京JAZZに出るらしい。あわててググってみたら、ちょっと前から復活してるのね。嬉しいなあ。
　あのゴンゴンピアノ、顕在なのかしら。
　東京ジャズに行けるか分からないけれど、大阪に来ることがあったら、絶対聴きたいな。
　
　アルバムも出してよね。
　何はともあれ、復帰おめでとう。
　ライブ盤でも聴いて、景気づけしようっと。
　
　ただ、それだけのはなし。