優柔不断のクルマ選び 〜ゴルフGTI/6MT、GTEに乗ったよ〜 ― 2015年12月15日
このごろ、ずっと騒いでいたからかな。
MTに乗りたい、MTに乗りたい、って。
愛車の一年点検で、久しぶりに行ったフォルクスワーゲンのお店で、いい事聞いたんだよね。
「今度の土日、ちょっと離れた隣の店に、いいクルマ来るんでっせ」って。
え、いいクルマ? なになに?
「旦那、ゴルフGTIでっせ。それも、なんと、MT」
わーい。乗る乗る。予約して。
っていう訳で、一週間後の予約を取ってもらって。うきうき。その次の日には、ロードスターの一日試乗もあるしね。うきうき。
フォルクスワーゲンはね。あんなことが起こって。
僕も、一瞬はなんかワーゲンの車乗っているのが恥ずかしいなあ、とか、思ったこともあったのだけれどもね。
もちろん、やったことは悪い事で、それはしっかりと責任を取らなければいけないのだけれど。
でも。
カーグラかなんかに、松任谷さんが書いていたのだけれども。それでもワーゲンの作ってきた車、特にディーゼルに関係ない日本に来ているクルマが、きちんと作っていることは嘘じゃないし。今回、ワーゲンにCOTYの候補になっているクルマがあるみたいなんだけど、松任谷さんは、これはすごく良いクルマだけれども、僕のクライテリアではないので、これに投票はしない。出も、僕はこれを買う。クルマをきちんと評価できて、発信力のあるヒトが、今こそ風評被害からワーゲンを守るために行動するときではないか。
なんか書いてて、こんなだったっけ、って思ってきたのだけれども。とにかく、ワーゲンのクルマがしっかり作ってあるのは、乗ってみたら分かるでしょ、ってな事を書いてあり。
そんなこと、オーナーである僕がよく分かってるよ。って思ったら、なんか、がんばれフェルクスワーゲンモードになっちゃったんだよね。単純。
という訳で、試乗に行って来たよ。ゴルフVII GTI/6MT。
おっと、その前に。
いつものお店とはちがう店に来ているから、僕はいつものお店にクルマを置いて、お店のヒトと一緒に別の車で行ったんだよね、ちょっと山の方にある、別のお店に。
その時に乗ったのが、なんと。ゴルフVII GTE。来たばっかりの、プラグインハイブリッドのゴルフ。

この車はね、プリウスなんかの、燃費燃費したハイブリッドではなく、あくまでもGTシリーズなんだよね。
プラグインだから、ソケットから充電して、電気自動車として走るモードがあって。そのほか、もちろんハイブリッドとして、充電しながら走るモードと、GTモードとして、モーターの力はスピードのため、っていうモードがあるんだよね。
ゴルフの、あの(僕のクルマに比べれば)重たいからだが、モーターだけでスーって走り出すのは、なかなかちょっと違和感があるのだけれど。
そして、GTシリーズを名乗る割に、エンジンは1.4の、ハイラインとかと一緒のモノなんだと思うのだけれど。
それでも、僕が一番多用したGTモードにすれば、スペック知らないけれど、小GTI乗りの僕でも、力持ち、って素直に思えるパワーと、EVにした時の静かさ。そして、いじり方が分からないからか、ずっと真ん中に表示されているEV効率とガソリンの燃費は、僕の小GTIよりもずっと良くって。
ハイブリッドなんて、って思っていたけれど、まあ、実用車としては、あり、なんだよね。
買うか、っていわれたら、即、買わない、って答えるけどね。
プラグインの充電施設がマンションの駐車場にはないし、GTIが400万円、Rが550万円の中で、500万円は出せないよなあ。
でも、ゴルフって、相変わらず、いいクルマ、なんだよね。
という訳で、MTの置いてあるお店に着いて。振りのお客さんが試乗している、という事で、いつもと感じの違う、展示車の多いお店で待って。
そして、いよいよ。
ゴルフGTI 6MT。
DSGのGTIは、でたときに乗らせてもらってね。僕がどんなちょっかいかけようがびくともしないで、にこにこしながら、でも速い。お兄さんのようなクルマ、だったよね。
運転席に乗り込んで、クラッチを踏み込んだら、おっと、最後まで踏めない。
きちんと椅子を前に出して。背もたれも少し起こして、マツダで習ったハンドル位置に近いことを確認して。
左手を、ゴルフボールみたいなデコボコのある、丸いシフトノブにのせて。
ちょっと動かしてみると。
コキコキ、ではなく、もう少し柔らかくって、どこにもあたらないのだけれど、でも、しっかり思ったところに入る。
昔、自動車雑誌で、「バターを切るような」って言う例えがあったけれど、冷蔵庫から出して少し置いておいたバターを切るような、そんなシフト感。
なんていうか、口惜しいくらいに、自然。

1速に入れて、おそるおそるクラッチをつなげてみると。
クラッチのストロークが長いのか、エンジンの低速トルクがあるのか。全く危なげなく発進成功。久しぶりのMTだったから、少し緊張していたのだけれど、もう大丈夫。エンジンかけるときにかからなくて、「クラッチ踏まないとかからないですよ」っていわれたことも、過ぎたこと過ぎたこと。
ちょっと山に近いお店だからね、込んでる幹線道路を外れると、すぐに走りやすい道。休日で空いている彩都の方に足を伸ばしてみたりして。
本当に、すぐに馴染むクルマなんだよね。クラッチのストロークが長くて、ブレーキは結構手前でかかるんだけど、ブレーキだけ少し気を遣えば、もうずっとオーナーでいるような、そんな気分で、MTのゴルフ、満喫したよ。
5年前にPolo GTIに初めて試乗したとき、「これがMTだったら、今すぐサインする」って言ったのを、想い出したよ。
おっきな兄貴の包まれ感の中で、ちょっとしたスリルを安全に楽しめる。いいなあ。これ。
そうそう、安全にで想い出したけど、帰りの新御堂で、ハンドルがなんか変な動きをして。高速域では車線を見分けてハンドル操作をしてくれるんだってね。高速道路だと、ありがたいんだろうね。
この次の日、ロードスターに乗ったから余計感じるのだと思うけど、ゴルフって、乗り心地いいよね。
乗らせてくれた別のお店の方、つれてってくれたいつものお店の方。ありがとうね。
今はちょっと苦しい時期だと思うけれど、皆さんには全く落ち度がないってこと、心ある人はみんな知っているから、がんばってね。
ただ、それだけのはなし。
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