秋の映画たち2007年08月20日

 この頃、ずっとご無沙汰だったのだけれども。
 映画館に、映画を見に行くのって。
 
 しかし、暑いね。
 もうなんか、じっとしてるだけで暑いから、ちょっと映画館に避暑に行って来たよ。
 観たのはね、トランスフォーマーと、舞妓Haaaan!!!。
 この二本についても、いいたいことはいっぱいあるし、特に舞妓Haaaan!!!とさくらんとSAYURIの芸者三部作(???)についても、いいたいことはいっぱいあるのだけれど。
 
 今日のテーマはそれじゃなくってね。
 お子さま向けの夏の大作が一息ついたあとの、大人向けの秋の映画。つまりは、映画館で観た予告編。これが今日のテーマ。
 映画って、一度映画館に行くと、しばらく映画館モードになって通うよね。ね。ね。
 それって、映画の最初にやる予告編が妙に気になるから、っていうのが大きな理由なんだと思うんだよね。
 今回観た二本でやってた予告編。その中で、絶対に観なければいけない、っていう映画があったんだよね。しかも、それまではその存在すら知らなかった映画。
 それは、ジャンゴ。
 三池祟史監督の、スキヤキ・ウエスタン。それだけでも絶対外せないのに、全編英語、しかも、タランティーノ出演となったら、これを観ずして死ねるか、っていうことになるよね。ね。ね。
 
 僕はどっちかっていうと、シネフィル系の監督を高く評価するんだけれど、三池監督と、死んじゃったけれど深作監督には特別な敬意を抱いてるんだよね。決して全作品観る、とかそういうのではないのだけれど。だって多すぎるし。
 多分、三池監督のポリシーは、来た仕事は断らない、っていうのがあると思うのだけれども。それくらい多岐にわたる芸風があるよね。
 その中で、多分監督が好きでやってるんだろうなあ、とか、他の監督では絶対にできないよなあ、っていう映画があって。僕にとっては殺し屋1とか、ゼブラーマンなんかがそうなんだけれど、そういうのって、見逃しちゃいけないよね。
 この映画、ジャンゴも、予告編だけでそういう三池らしさがぷんぷんするんだよね。それはやっぱり、見逃したらいけないでしょう。
 
 そういうことで、秋の映画をチェックしてみるとね、これも全然知らなかったんだけれども、タランティーノの監督作品があるんだね。しかもロドリゲス監督と組みで、グラインドハウス。これ、見逃したらあかんでしょう。まずはなんばにUSバージョン観に行って、その後よかったら、ディレクターズカットも観なくちゃ、ね。
 あとは、これが最後のアニメ映画、と決めてヱヴァンゲリオン、これも外せないよね。
 これから秋にかけて、映画館がよい、忙しくなりそうだね。
 
 いやあ、映画って、ほんっとうにいいもんですね。
 
 ただ、それだけのはなし。

Transfomers2007年08月21日

 実は僕はね、ずうっと間違えていたんだよね。あの作品が、スピルバーグ、マイケル・ベイで映画化されるって聞いたときから。
 そう、確かにタイトルは知ってたんだけどね。
 トランスフォーマー、って。
 でも、僕の頭の中の映像は、やたらリアルな、ゴールドライタンだったんだよね。
 
 もちろん、違ったのだけれど。
 
 なんでそんな勘違いをしたかっていうと、多分、僕はよく知らなかったんだよね、トランスフォーマーを。
 トランスフォーマー、っていう、ディストーションばりばりの声の響きは良く覚えてるんだけれども、それって多分、プラモデルかフィギアかなんかのCM仕込みなんだよね。
 だから、僕は、この元ネタを観た記憶が、ないんだよ。実は。
 
 まあ、ゴールドライタンを知ってる人もそうはいないだろうから、どっちでもいいちゃあどっちでもいい話なんだけどね。
 でも、ハリウッド版ゴジラの大ファンの僕としては、やっぱり見逃すわけにはいかないんだなあ。日本発のロボットものの、ハリウッドリメイク。しかもスピルバーグとマイケル・ベイ。ドリームワークスのヒットメーカーが威信をかけて造ったロボットもの。たのしそうじゃない。
 
 もちろん、楽しかったんだよ
 もう、ね。ロボットの変形シーンとか物語とか、そんなの物理的にあり得ないだろうとかそういうことは全く気にしないで。
 楽しければいいじゃない。
 そういう人じゃなかったら、楽しめないのかも知れないけどね。
 後半のクライマックス、ひたすら続くドンパチ。
 プライベートライアンの怖さもなければマトリックス3の退屈さもないCGバリバリ万歳の戦闘シーン。それも十分魅力的なのだけれども。
 それだけじゃなくって、teenのお約束のgrowin' upものとしても楽しめて、しかもおネエちゃんかわいくてsexy。
 しかも、って続くけれど、強大な力に伴うresponsibilityについても忘れずに言及されていて。
 
 つまりは、ネタの有名無名を別にすれば、スパイダーマンに匹敵する、カリブの海賊なんか問題にならないエンターティメント。
 
 昔々、エスエフなんて子供だましだ、って後ろ指さされたけどね。
 子供だましのエスエフを、いい大人が真剣に造ると、こういうモノができるんだよね。
 別に、いい大人に真剣にのめり込めとは云わないけれど。
 こういう映画を気楽に楽しむ余裕、持ってたら、もう少し楽に生きられるかもね。
 
 ただ、それだけのはなし。

レコード on オークション2007年08月23日

 ちょっと前にね、インターネットのオークションで大量のレコードを落札したのだけれど。
 あまりに大量で、あまりに安かったから、個々のコンテンツなんてほとんど気にもしないで、エイッ、って落札したのだけどね。
 ほぼダンボール一個分のレコードが届いてみたら、それはもう、うれしくってね。
 
 元々僕は、音楽に関しては偏屈な雑食主義者なのだけれども。ほとんどのモノは残さず食べるのに、ちょっとでも何かに触れると一切受け付けない、っていう気むずかし屋。まあでも、間口は広いと思うけどね。
 そういう僕が、新しい音楽の楽しみ方を発見したんだなあ。
 送られてきた40数枚のレコード。手探りで引き抜いて、手にしたモノは絶対にターンテーブルにのせる。それがルール。
 こうやって、今まで半分くらいを聴いてきたのだけれどもね。
 いやあ、楽しいね。偶然任せの、こういう聴き方。
 
 元々僕は、ジャズとクラッシックとJ-popを中心にCDを1000枚以上持っているヒトで、だから他人の趣味で音楽を聴く、っていうことがほとんどないのだけれど。バーや居酒屋もBGMで選ぶ、っていうくらい。それはオーバーだけど。
 でも、この40数枚のレコード、いいんだよね。
 ちなみに今までどんなの聴いたかっていうと、
 ツイスト/セカンド、ワム/make it big、スターダスト・レビュー/Voice、松本伊予/ビリーブ、ルースターズ/ネオン・ボーイ、ディオンヌ・ワーウィック/フレンズ、THE SQUARE/RESORT、ハートカクテル/サントラなどなど等々。
 どれも保存状態がよくってね。うちのシステムでもよく鳴るんだ。
 どれも、CDからLPに変わっていく過渡期の80年代の音楽で。僕が中学、高校、大学を過ごした時代。だから思い入れたっぷりな音楽もあれば、当時見向きもしなかった音楽もあるのだけれど。
 でも、80年代の音楽の単純さは、琴線に触れるんだよね。
 単純さっていうのは、一回聴けば覚えられる曲とか、曲知らなくても、コード進行を頼りにとりあえず歌える曲とか。
 全然知らなかったけれど、ルースターズとかM-BANDとか、そういうマイナーの匂いがぷんぷんするロカビリーも混じっていたりして。
 そういうモノどれもこれも、心地いいんだよね。
 
 自分で買ったCD達は、どれだけ経っても当時の思い入れが消えないから、新鮮な驚きってないのだけれど、他人が選んだ40数枚のレコード。ホント、聴くのが楽しいんだよね。
 
 他人任せの選曲が楽しいなんて、なんか、新鮮な驚き。
 
 ただ、それだけのはなし。