優柔不断の、脳内妄想クルマ選び 〜その0、開会宣言〜 ― 2014年09月15日
iPhone6が発表されたね。
今度のiPhoneも、多分世界は変えないだろうけれど。でも、もちろん。大型の新製品であることには変わりなく。関連ニュースが日々紙面やニュースを賑わしているよね。
僕? ああ、買うつもりだよ。今持っている4Sも、電池の持ちが怪しくなってきたし、大画面で大阪-東京往復Kindle読んでBluetoothで音楽聴いてても電池持つなら、型遅れのKindle持ち歩かなくても良いし。それに、4sだと、腕時計につながらないみたいだからね(*^_^*)。
でも、別にわくわくする訳じゃないんだよなあ。新しいiPhoneに。
悲しいことに。
まあ、考えてみると。
Appleのモデルチェンジにわくわくすることって、実はあんまりないんだよね。これまでも。
もちろんスティーヴ・ジョブズがいた頃の、っていう但し書きはつくけれど、Appleの新製品っていうのは、破壊的イノベーションの教科書に載るようなもので。
今まで無かった、あるいは、今まであったけれどどういう風に使えばいいか、ぼくらが捉えられなかったオモチャを、こういう風に使えばクールでしょ。みんな本当はこれが欲しかったんでしょ。っていうジョブズのプレゼンにいちいち熱狂したけれど、その実、第一世代の新製品は、とりあえず世に出しました、っていう感じで、僕の目にはちょっと、使っていくのに不安があることが多かったんだよね。
クレイドルのない、音飛びもするHD内蔵のiPodも、通話料金ばっかり高かったiPhoneも、分厚くて遅かったiPadも。結局みんな、第2世代に飛びついた、んだよね。
そして、その後は。もちろんスペックは上がっていくのだけれど、やっぱりインパクトとしては最初に出た時、そして、コンセプトが実用に追いついた2代目にはかなわないんだよね。
「はじめて人が火星に行っても、はじめて月に行った時のインパクトには追いつかない」
日産で、R33のGT-Rを開発した人がある雑誌でこういってたの。R32よりも確実にはやいのに、インパクトを残せないんだ、って。
なんか分かる気がするなあ。
という訳でね。
モデルチェンジでインパクトを残すのは大変だよね。っていうお話。
なのだけれど。
見渡すと結構あるんだよね。
モデルチェンジで、わくわくする事って。
それは、ITガジェットの分野ではなくて、クルマの分野の話なのだけれど。
例えば、アテンザ、アクセラのモデルチェンジを大成功させて、しかも、あの、ロードスターを、写真一枚でおじさんをわくわくさせてしまう稀代のマジシャン、マツダとか。

レヴォーグは新モデルだけれど、その前のインプレッサ、そして、これはモデルチェンジか怪しいけれど、WRXを発表したスバルとか。
クルマって言う、ある種成熟産業で。アクセルとブレーキでタイヤのついた筺を操る、っていう100年以上変わらないコンセプトにも、まだ新モデルにわくわくするすき間が残っているんだなあ。
そういうクルマ。
もちろん、全部が自分のものになる訳じゃないけれど。つぎはどれにしようかなあ。あるいは、がんばれば二台目だって持てちゃったりして。その場合、今のクルマとペアならこれなら。あるいは両方取っ替えちゃうとしたら。
なんて、そういう妄想。尽きないよね。
まあ、現実には、嫁の呆れた顔がすぐに浮かんできてシュン、ってなるのだけれど。
でも、頭の中で、考えるだけなら良いよね。実害もないし。
という訳で、新コーナー創ります。
名付けて、
「優柔不断の、脳内妄想クルマ選び」
よろしくお願いします。
ただ、それだけのはなし。