BITCHES BREW @ JIMMY JAZZ ― 2008年01月06日

あけまして、おめでとうございます。
え、遅いって。
まあまあ。今年もよろしくおねがいしますね。
さて、2007年を第九の2連チャンで飾ったからには、2008年も音楽で始めなければ、っていうわけではないのだけれど。
皆さんの音楽始めは、なんだったでしょうか。
別に僕は、いろんなけじめを音楽でつけるような音楽ファンではないのだけれど、ぼうぼうにのびた髪を切りに行った床屋さんで、思わず襟を正すような音楽に出逢ったよ。年の初めに、ね。
その床屋さんは、ちょっと前から僕が通うようになった、JAZZを聴かせる床屋さんなんだけれど。
もちろん床屋さんだから、赤と青のくるくる回る看板はあるのだけれど、それがなかったらJAZZ Barかなんかだと誤解しちゃうようなお店で。
JIMMY JAZZっていうのが、その床屋さんの名前なんだけれど。
中にはいると、いきなりBarがあって、JBLのでっかいスピーカーからご機嫌な音楽が流れていて。JAZZのジャケットやらポスターやらがそこら中に貼ってある、そういう床屋さん、想像できる?
僕は、ぼうぼうにのびた髪が耐えきれなくなったらやっと切りにいくっていう、あんまり良いお客ではないのだけれど。でもね、でっかいスピーカーから聞こえてくるジャズを聴きながら、髪を切ってもらうひとときをこよなく愛しているんだよ。
というわけで、長い正月休みの最後の日、数ヶ月ぶりに髪の毛を切りに行ったのだけれども。
そこで流れてたのは、いつもとちょっと違う、エレクトリックジャズ。
マイルスだっていうことは、すぐにわかったのだけれどもね。
いついっても、アコースティックのジャズが流れる店内に入って、第一印象は、もこもこした音だな、って。
それがね、とてつもない緊張感を保っていて。かっこいいんだよね。
エレクトリックマイルスと、その前のアコースティックマイルス。客層はぷっつりと二つに分かれるようだけれど僕は両方好きでね。
でも、エレクトリックはどれも同じように聴こえて、あんまり積極的に集めよう、っていう気にはならなかったのだけれど。
でも、このエレクトリックマイルスを聴いてるとね、いろんなことを想ったんだ。
もし、この音楽から、マイルスがいなくなったとしたら、それでも僕はかっこいいって、思うのだろうか。ってね。
それから、マイルスって、なんて上手いんだろう、って。
マイルスって、技術的にはそんなに評価されてないよね。たとえばClifford Brownや、Wynton Marsalisに比べて。
ところがね、床屋さんのスピーカーから聞こえてきた音は、というか、聞こえてきたマイルスは、めちゃくちゃ上手い。
アップビートのマイルスはね、Fore & moreを聴けば、それは上手いってわかるのだけれど、このマイルスは、ロングトーン主体で、しかも間違った音を一切奏でない、ミストーンもない。
もちろん床屋さんのBGMなんだけどね。僕は、バリカンを耳に近づけるマスター(あ、なんかね、この床屋さんのご主人は、マスターって呼びたくなっちゃうんだよね。ジャズ喫茶の、マスター)に、思わずうるさい、っていいそうになったよ。
それくらい、マイルスのソロは圧倒的で。
めちゃくちゃ悔しかったけれど、これ、なんのアルバム?って、マスターに聞いたよ。
そしたら、BITCHES BREWだって。
これ、すごいアルバムだよね。
僕のマイルスのFavoriteって、Fore & moreなんだけれど、ちょっと聞いてみなくっちゃダメだね。BITCHES BREWを。
もちろん、JIMMY JAZZのでっかいJBLから聴こえてくる音とはちがうのだけれど、でも、家のスピーカーから鳴るBITCHES BREW、ちょっと楽しみだな。
皆さん、今年もよい音楽を、ね。
ただ、それだけのはなし。
え、遅いって。
まあまあ。今年もよろしくおねがいしますね。
さて、2007年を第九の2連チャンで飾ったからには、2008年も音楽で始めなければ、っていうわけではないのだけれど。
皆さんの音楽始めは、なんだったでしょうか。
別に僕は、いろんなけじめを音楽でつけるような音楽ファンではないのだけれど、ぼうぼうにのびた髪を切りに行った床屋さんで、思わず襟を正すような音楽に出逢ったよ。年の初めに、ね。
その床屋さんは、ちょっと前から僕が通うようになった、JAZZを聴かせる床屋さんなんだけれど。
もちろん床屋さんだから、赤と青のくるくる回る看板はあるのだけれど、それがなかったらJAZZ Barかなんかだと誤解しちゃうようなお店で。
JIMMY JAZZっていうのが、その床屋さんの名前なんだけれど。
中にはいると、いきなりBarがあって、JBLのでっかいスピーカーからご機嫌な音楽が流れていて。JAZZのジャケットやらポスターやらがそこら中に貼ってある、そういう床屋さん、想像できる?
僕は、ぼうぼうにのびた髪が耐えきれなくなったらやっと切りにいくっていう、あんまり良いお客ではないのだけれど。でもね、でっかいスピーカーから聞こえてくるジャズを聴きながら、髪を切ってもらうひとときをこよなく愛しているんだよ。
というわけで、長い正月休みの最後の日、数ヶ月ぶりに髪の毛を切りに行ったのだけれども。
そこで流れてたのは、いつもとちょっと違う、エレクトリックジャズ。
マイルスだっていうことは、すぐにわかったのだけれどもね。
いついっても、アコースティックのジャズが流れる店内に入って、第一印象は、もこもこした音だな、って。
それがね、とてつもない緊張感を保っていて。かっこいいんだよね。
エレクトリックマイルスと、その前のアコースティックマイルス。客層はぷっつりと二つに分かれるようだけれど僕は両方好きでね。
でも、エレクトリックはどれも同じように聴こえて、あんまり積極的に集めよう、っていう気にはならなかったのだけれど。
でも、このエレクトリックマイルスを聴いてるとね、いろんなことを想ったんだ。
もし、この音楽から、マイルスがいなくなったとしたら、それでも僕はかっこいいって、思うのだろうか。ってね。
それから、マイルスって、なんて上手いんだろう、って。
マイルスって、技術的にはそんなに評価されてないよね。たとえばClifford Brownや、Wynton Marsalisに比べて。
ところがね、床屋さんのスピーカーから聞こえてきた音は、というか、聞こえてきたマイルスは、めちゃくちゃ上手い。
アップビートのマイルスはね、Fore & moreを聴けば、それは上手いってわかるのだけれど、このマイルスは、ロングトーン主体で、しかも間違った音を一切奏でない、ミストーンもない。
もちろん床屋さんのBGMなんだけどね。僕は、バリカンを耳に近づけるマスター(あ、なんかね、この床屋さんのご主人は、マスターって呼びたくなっちゃうんだよね。ジャズ喫茶の、マスター)に、思わずうるさい、っていいそうになったよ。
それくらい、マイルスのソロは圧倒的で。
めちゃくちゃ悔しかったけれど、これ、なんのアルバム?って、マスターに聞いたよ。
そしたら、BITCHES BREWだって。
これ、すごいアルバムだよね。
僕のマイルスのFavoriteって、Fore & moreなんだけれど、ちょっと聞いてみなくっちゃダメだね。BITCHES BREWを。
もちろん、JIMMY JAZZのでっかいJBLから聴こえてくる音とはちがうのだけれど、でも、家のスピーカーから鳴るBITCHES BREW、ちょっと楽しみだな。
皆さん、今年もよい音楽を、ね。
ただ、それだけのはなし。