秋の映画:ヱヴァンゲリヲン ― 2007年09月22日
ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序
もう、アニメーションから足を洗った頃に始まった番組だったからね。リアルタイムで見たことはないのだけれど。
同じくリアルタイムでは見逃した先輩がLDを貸してくれて、そこからだね、僕のエヴァ体験は。
だから、最終回近くのあの騒動も、話しとしては知ってから見た。まああれもありかな、ッって言うのが当時の感想なのだけれど。
だから僕は、別にエヴァに帰依していたわけではないと思うんだよね。まあ何回かは通して見たし、劇場版もその度に足を運んだけれど。
僕の中でのエヴァは、衒学趣味と方向性のないパワーに満ちあふれた、時折はっとするほどのクオリティを持つアニメ。っていうくらいの位置づけなのかな。今から見たらね。
そのエヴァの、新劇場版。
情報に疎い僕はよく分からないのだけれども、完全新作って言うわりには、当時の作画などもかなりの部分使っている、半端なリメイクなのかな。
イマイチよく分からないまま、でもやっぱり、なんだかなんだって言いながら10年間忘れなかった作品だからね、礼儀として観に行ってもいいでしょう、って行ってきたんだけれども。
まあ、観たよ。
記憶の定かでないTVシリーズや、直前にちょっと読んだコミックが掘り起こした記憶と見比べると、ああ、やっちゃったな、って云う部分もあるのだけれど。
それは、シンジがエヴァに乗るまでの部分、そして葛藤する部分なのだけれども。
ガンダムの第一話で、アムロがガンダムに乗るまでの演出を「完璧だ」っていって、ストップウォッチを持ちながら分析した庵野監督らしく、テレビ版の、シンジがエヴァに乗るまでの演出はそれなりに必然性を持っていたと思うんだよね。
もちろん、この劇場版もそれを基本的には踏襲しているのだけれど、でも時間の制約がある分、この場面にあんまり時間を割けなくて。
その結果、シンジの葛藤が、その結果エヴァに乗る必然性が薄くなった。
乗ったあとの葛藤も、駅のホームのシーンがカットされた分、伝わりにくくなった。
もちろん、観客はみんな僕程度にはエヴァを観ていて、思い入れもある人たちだから、そういうことを分かった上で観てくれる、って云うのがあるのだろうけれど。その甘えが伝わってきてしまう分、独立した作品としては???だったな。
作画も、目新しいことはCG取り入れたメカのシーンくらいで。別に登ってくるビルの上に備え付けられたクレーンがCGでくるくる回っていても、ヤシマ作戦の電車が3Dで動いていても、そういうことにもう感動はしないんだよね。
物語に関しては、TVでは後付で思わせぶりな設定をその都度考えていたものを、一度完成させたものとしてもう一度伏線を張り直して。
カヲルがこの段階から出てくるのは、ちょっとわくわくしちゃうけれど。
でも、この作品の価値は、予告編なんだよね。三号機はいいとして、4,5,6号機?なんだそりゃ。おもろそうやんけ。
ってことで、やっぱり術中にはまって、次回が楽しみなんだよね。単純な俺。
そうそう、チルドレンって、言わなくなったのかな。後世に残すべき作品として、あまりにも恥ずかしいタームだったものね。
ただ、それだけのはなし。
もう、アニメーションから足を洗った頃に始まった番組だったからね。リアルタイムで見たことはないのだけれど。
同じくリアルタイムでは見逃した先輩がLDを貸してくれて、そこからだね、僕のエヴァ体験は。
だから、最終回近くのあの騒動も、話しとしては知ってから見た。まああれもありかな、ッって言うのが当時の感想なのだけれど。
だから僕は、別にエヴァに帰依していたわけではないと思うんだよね。まあ何回かは通して見たし、劇場版もその度に足を運んだけれど。
僕の中でのエヴァは、衒学趣味と方向性のないパワーに満ちあふれた、時折はっとするほどのクオリティを持つアニメ。っていうくらいの位置づけなのかな。今から見たらね。
そのエヴァの、新劇場版。
情報に疎い僕はよく分からないのだけれども、完全新作って言うわりには、当時の作画などもかなりの部分使っている、半端なリメイクなのかな。
イマイチよく分からないまま、でもやっぱり、なんだかなんだって言いながら10年間忘れなかった作品だからね、礼儀として観に行ってもいいでしょう、って行ってきたんだけれども。
まあ、観たよ。
記憶の定かでないTVシリーズや、直前にちょっと読んだコミックが掘り起こした記憶と見比べると、ああ、やっちゃったな、って云う部分もあるのだけれど。
それは、シンジがエヴァに乗るまでの部分、そして葛藤する部分なのだけれども。
ガンダムの第一話で、アムロがガンダムに乗るまでの演出を「完璧だ」っていって、ストップウォッチを持ちながら分析した庵野監督らしく、テレビ版の、シンジがエヴァに乗るまでの演出はそれなりに必然性を持っていたと思うんだよね。
もちろん、この劇場版もそれを基本的には踏襲しているのだけれど、でも時間の制約がある分、この場面にあんまり時間を割けなくて。
その結果、シンジの葛藤が、その結果エヴァに乗る必然性が薄くなった。
乗ったあとの葛藤も、駅のホームのシーンがカットされた分、伝わりにくくなった。
もちろん、観客はみんな僕程度にはエヴァを観ていて、思い入れもある人たちだから、そういうことを分かった上で観てくれる、って云うのがあるのだろうけれど。その甘えが伝わってきてしまう分、独立した作品としては???だったな。
作画も、目新しいことはCG取り入れたメカのシーンくらいで。別に登ってくるビルの上に備え付けられたクレーンがCGでくるくる回っていても、ヤシマ作戦の電車が3Dで動いていても、そういうことにもう感動はしないんだよね。
物語に関しては、TVでは後付で思わせぶりな設定をその都度考えていたものを、一度完成させたものとしてもう一度伏線を張り直して。
カヲルがこの段階から出てくるのは、ちょっとわくわくしちゃうけれど。
でも、この作品の価値は、予告編なんだよね。三号機はいいとして、4,5,6号機?なんだそりゃ。おもろそうやんけ。
ってことで、やっぱり術中にはまって、次回が楽しみなんだよね。単純な俺。
そうそう、チルドレンって、言わなくなったのかな。後世に残すべき作品として、あまりにも恥ずかしいタームだったものね。
ただ、それだけのはなし。