BAN BAN BAZAR @ もっきりや ― 2008年03月12日

ずいぶんと久しぶりに、何個目かの故郷を訪ねることがあってね。ずいぶんと久しぶりに、昔よく通ったジャズ喫茶にいったんだ。
そのジャズ喫茶は、夜はお酒も出すし、不定期にライブもやるんだよ。山下洋輔とか、浅川マキとか、日本人のジャズを、いろいろ見たな。渋谷毅のとなりに座ったりとか、山下洋輔のピアノにさわりながら聴いたりとか。狭い箱に詰め込むだけ詰めるから、お客さんと演奏者の距離が近いんだよね。
あ、思い出話はいいんだった。
日曜の朝に用事が済んでね、みんなはそのまま帰ッたのだけれど、なんかもう一日、久しぶりの街を散策したくてね。その日も泊まることにしたんだ。おいしいお魚を食べたかったのが大きいのだけれども。
そうしたら、忘れてたのだけれど。日曜日は、たいがいの飲み屋さん、お休みなんだよね。市場がお休みだからね。これまた僕がよく行った、お目当てのお店もお休み。ああ、夜、どうしよう、って思いながらメニューの増えた喫茶店で、ジャズを聴いていたのだけれども。
そしたらね、なんかずいぶんライブの頻度が増えていて、そのお店。ちょうどその日のライブもポスターが貼ってあった。
全然知らないバンド名だし、メンバーなんだよね。ギターが二人にウッドベース。それしかわからない。しばらく、それだけの情報でどんな音楽なのか推理して楽しんでたんだけれどね。
やっぱり我慢できなくなって、マスターに聞いたんだ。15年前とほとんど変わらない、ちょっと白髪の割合が増えたマスターに。
「今日のライブ、どんな感じの音楽なんですか?」(東京弁で)
「ベースがジャズで、いろんな、ジャムバンド的な感じかな。楽しいよ」
そうか、楽しいんだ。じゃあ聴いてみよ。
ってことで、聴いてみたんだよ。BAN BAN BAZAR。
小さい街も歩き疲れたからね、いったんホテルに戻って。また30分くらい歩いて会場に着いたのだけれども。当日でもチケットがあったから、空いているのかな、とか思ったのだけれど、もちろんそんなことはなくってね。勿論っていうのは、もっきりやのライブで空いてるのって見たことないな、っていうのを思いだしたのだけれども。
お客がひしめくライブハウス。入り口から入って、カウンターのなかをスルーして一番奥のステージにメンバーがたどり着いた。
僕の席は、なんていえばいいのかな、壁ぎわの長いすの端から二番目。前から数えたら二番目。バンバンバザール等身大。
出てきた音はね。
ジャズベースのジャムバンド。って聞いていたのだけれど。
どうやらそうではなく。
ブルースのコード進行をベースにした、popなんだよね。
それはブルースやろ、っていわれそうなんだけれど、あんまりブルーじゃなくって、ひたすら心地よくて楽しいから、”コード進行をベースにした”なんてわからない注釈つけちゃっているけれど。
つまりは、誰もが楽しいと思う音楽。
勿論僕もね。
ボーカルの福島君(同い年!)の声は、僕の周りの誰かにいているようで思い出せないのだけれど、声変わり前の木村充揮みたいな、声変わり前だけどしゃがれてるぞ、みたいな。つまり、ブルース唄っても楽しくなっちゃうぞ、っていう声なんだよね。
それから、ギターの富永さん(え、こっちが年下!)の太い指から出てくる音、好きだなあ。
ひさびさにあんまり楽しくて、細かいところすっかり飛んでっているので、まあとにかく聞いてください、としかいいようがないんだけどね。
休憩はさんで第二部は、ウクレレの音楽。ウクレレって跳ねるんだ。をテーマに、田原俊彦や、憂歌団のカヴァーもあったりして。
ああ、楽しかった。
帰りに、CD売ってたベースの黒川さんと二言三言言葉を交わしたら、最初のうちはジャズのカヴァーが多かったんだ、って。これがジャズをベース、か。
そして、今、バンバンのHPを見てみて気がついたんだけれど。ジャムバンドじゃなくって、ジャグバンドなんだね。ジャグバンドってなんだかよく知らないけれど、ジャムバンドじゃなくってよかった、とりあえず。
ごめんね、CD買わなくって。でも、ライブの方が楽しそうだったんだもの。
道路でたむろしている福島さんに、大阪から来ましたっていったら、4月になんばに行くよ、って。魅力的だなあ。でもワンマンの方が楽しいかなあ。
ひさびさの小旅行、楽しいおまけをもらったよ。ありがとね。もっきりやのマスターと、バンバンな人たち。
そのジャズ喫茶は、夜はお酒も出すし、不定期にライブもやるんだよ。山下洋輔とか、浅川マキとか、日本人のジャズを、いろいろ見たな。渋谷毅のとなりに座ったりとか、山下洋輔のピアノにさわりながら聴いたりとか。狭い箱に詰め込むだけ詰めるから、お客さんと演奏者の距離が近いんだよね。
あ、思い出話はいいんだった。
日曜の朝に用事が済んでね、みんなはそのまま帰ッたのだけれど、なんかもう一日、久しぶりの街を散策したくてね。その日も泊まることにしたんだ。おいしいお魚を食べたかったのが大きいのだけれども。
そうしたら、忘れてたのだけれど。日曜日は、たいがいの飲み屋さん、お休みなんだよね。市場がお休みだからね。これまた僕がよく行った、お目当てのお店もお休み。ああ、夜、どうしよう、って思いながらメニューの増えた喫茶店で、ジャズを聴いていたのだけれども。
そしたらね、なんかずいぶんライブの頻度が増えていて、そのお店。ちょうどその日のライブもポスターが貼ってあった。
全然知らないバンド名だし、メンバーなんだよね。ギターが二人にウッドベース。それしかわからない。しばらく、それだけの情報でどんな音楽なのか推理して楽しんでたんだけれどね。
やっぱり我慢できなくなって、マスターに聞いたんだ。15年前とほとんど変わらない、ちょっと白髪の割合が増えたマスターに。
「今日のライブ、どんな感じの音楽なんですか?」(東京弁で)
「ベースがジャズで、いろんな、ジャムバンド的な感じかな。楽しいよ」
そうか、楽しいんだ。じゃあ聴いてみよ。
ってことで、聴いてみたんだよ。BAN BAN BAZAR。
小さい街も歩き疲れたからね、いったんホテルに戻って。また30分くらい歩いて会場に着いたのだけれども。当日でもチケットがあったから、空いているのかな、とか思ったのだけれど、もちろんそんなことはなくってね。勿論っていうのは、もっきりやのライブで空いてるのって見たことないな、っていうのを思いだしたのだけれども。
お客がひしめくライブハウス。入り口から入って、カウンターのなかをスルーして一番奥のステージにメンバーがたどり着いた。
僕の席は、なんていえばいいのかな、壁ぎわの長いすの端から二番目。前から数えたら二番目。バンバンバザール等身大。
出てきた音はね。
ジャズベースのジャムバンド。って聞いていたのだけれど。
どうやらそうではなく。
ブルースのコード進行をベースにした、popなんだよね。
それはブルースやろ、っていわれそうなんだけれど、あんまりブルーじゃなくって、ひたすら心地よくて楽しいから、”コード進行をベースにした”なんてわからない注釈つけちゃっているけれど。
つまりは、誰もが楽しいと思う音楽。
勿論僕もね。
ボーカルの福島君(同い年!)の声は、僕の周りの誰かにいているようで思い出せないのだけれど、声変わり前の木村充揮みたいな、声変わり前だけどしゃがれてるぞ、みたいな。つまり、ブルース唄っても楽しくなっちゃうぞ、っていう声なんだよね。
それから、ギターの富永さん(え、こっちが年下!)の太い指から出てくる音、好きだなあ。
ひさびさにあんまり楽しくて、細かいところすっかり飛んでっているので、まあとにかく聞いてください、としかいいようがないんだけどね。
休憩はさんで第二部は、ウクレレの音楽。ウクレレって跳ねるんだ。をテーマに、田原俊彦や、憂歌団のカヴァーもあったりして。
ああ、楽しかった。
帰りに、CD売ってたベースの黒川さんと二言三言言葉を交わしたら、最初のうちはジャズのカヴァーが多かったんだ、って。これがジャズをベース、か。
そして、今、バンバンのHPを見てみて気がついたんだけれど。ジャムバンドじゃなくって、ジャグバンドなんだね。ジャグバンドってなんだかよく知らないけれど、ジャムバンドじゃなくってよかった、とりあえず。
ごめんね、CD買わなくって。でも、ライブの方が楽しそうだったんだもの。
道路でたむろしている福島さんに、大阪から来ましたっていったら、4月になんばに行くよ、って。魅力的だなあ。でもワンマンの方が楽しいかなあ。
ひさびさの小旅行、楽しいおまけをもらったよ。ありがとね。もっきりやのマスターと、バンバンな人たち。